2017年のコレクション展開開始以来、
独特且つ一貫した世界観で、ファンを増やし続けているブランド
Alice Lawranceの2020SS、”CAT WOMAN”が到着。
Alice Lawranceをまだご存知無い方のために少々ご紹介を。
同ブランドを手掛けるデザイナーは
台湾出身、韓国育ちのWill Lee : ウィル・リー(@thexsoloist)氏。
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現行ブランドからアーカイブ物まで絶妙のバランス感覚でミックスして身につけるウィルはオタクと言っていいほどのファッション狂。彼は洋服以外にも音楽、映画、インテリアデザインや建築にまで造詣が深く、古書店を併設したカフェやバーなどのプロデュースも手掛けています。もしご興味があればAlice Lawranceのアカウントはともかくとして、まずは彼のインスタグラムを一度覗いて頂きたい。Alice Lawranceが何から影響を受け、何を反映しているブランドなのかがだんだん見えてくるはず。
そして以下は今回到着したコレクション、“CAT WOMAN”のイメージルック。
ウィルはAlice Lawranceのアイテムについて「自分の好きな多くのブランドと区別する必要がある」と語っており、無類の服好きであるがゆえにデザインが自身の好きなブランドに似通ったものにならないように、Alice Lawranceを見た人が他のブランドを連想しないように強く意識していると言います。展開している洋服は確かにその言葉通り、他のブランドを例に出して説明することが難しく、Alice Lawranceを形容するにふさわしい言葉も今のところ思い当たりません。ただウィルのインスタグラムと上部のルックを見れば、既にそこには「Alice Lawranceらしさ」があることをご理解頂けるのではないでしょうか。
そして以下が、tmpで販売を開始した全7アイテム。
Overlock Logo L/S tee ( Black / White )
ゆったりとしたサイズ感で製作されたフェイクレイヤード仕様の長袖カットソー。生地には程よく落ち感の出る中肉のコットン天竺を使用。身頃の背面は敢えてロックミシンで生地を継ぎ接ぎしたような仕様となっており、ロックミシンの縫製によってブランドの頭文字であるAの文字が表現されています。袖先のリブは縫い代を外に出したインサイドアウト。シンプルな長袖Tながらフェイクレイヤードや背面のロックミシン、更には袖先に少しの変化をつけることによってブランドらしさを存分に表現した一着です。
特徴的なグラフィックが両面に落とし込まれた半袖Tシャツ。生地には程よく落ち感の出る中肉のコットン天竺を使用。ゆったりとした身幅をとったボディの身頃両面には、バレンタインにまつわる神話をモチーフとした文字やグラフィックがスクリーンプリントで落とし込まれています。
特徴的なグラフィックが落とし込まれた半袖Tシャツ。生地には程よく落ち感の出る中肉のコットン天竺を使用。ゆったりとした身幅のボディにはAlice Lawrence特有の雰囲気を持ったグラフィックプリントが施されています。
HENRY THE ROYAL PAJAMAS SHIRT 02 ( Black / Red )
特徴的なテキスタイルと裾の切りっぱなしデザインが特徴的なパジャマシャツ。生地には柔らかい着心地と高い強度を併せ持ったポリエステル素材を使用。ポリエステルならではの程よい光沢感がエッジーな雰囲気を演出しています。生地自体の強度も高いため、ある程度ラフな扱いをできる一枚となっています。袖先や裾の加工など、ハードなディティールを取り入れつつも、形をパジャマシャツとすることによって程よく力が抜けた、絶妙のバランス感が魅力の一着です。
春夏シーズンらしいリネン素材を用いたイージーパンツ。清涼感のあるドライな肌触りの生地で仕立てられており、サイドの縫製は縫い代を表に出したインサイドアウト仕様。ウエストはイージータイプでレングスは少し長めに設計されており、着用する腰の位置でクッションを作ったりクロップド気味に履いたりすることのできる仕様に。フロントの左腿部分にさりげなくブランドのイニシャルであるAの文字を刺繍で表現。春夏シーズンを最大限に楽しむことのできるリラックスムード満点の一本に仕上がっています。
いかがでしたでしょうか。
出身地の隣国であり、90年代に多くの
ファッションアイコンを排出した日本への関心も強いウィル。
同じアジア人として日本人とも近い感性を持っており、
日本人と近い体型を想定して製作されたコレクションは
今後日本での知名度が拡大して行くこと間違いなし。
今後も、Alice Lawrenceをお見逃し無く。
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